Materials and Processing Division

No.05-100 講習会

「締結・接合・接着部のプロセス・強度・設計の実際と今後の展開」

(機械材料・材料加工部門 企画)
(協賛;日本機械学会東海支部、日本塑性加工学会東海支部、日本材料学会東海支部、日本材料学会破壊力学部門委員会)

開催日時
2005年10月28(金)(9:30〜17:15(プラス懇親会〜18:15))
会 場
ぱるるプラザ岐阜 揖斐室 【TEL】058-269-4340(代)
(〒500-8856 岐阜市橋本町1−10−11 JR岐阜駅下車徒歩1分)
趣旨
 ほとんどの機械、製品はその生産性、メインテナンス性などから、多くの継手部(締結・接合・接着)を有している。そしてこれらの機械・製品の強度・信頼性上のトラブルの多くは、この継手部で起こることに注目する必要がある。古くは鉄道車軸焼きばめ部のフレッティング疲労、大型タンカー船溶接接合部の脆性破壊、航空機リベット締結部の疲労、新幹線車両のボルトゆるみ落下、HUロケット用LE7エンジン配管溶接部の破損、トレーラハブの折損など、重要事例例も多い。この原因はそもそもこれら継手部での力の流れが複雑、かつ接触条件など関連因子が多く、応力解析・強度評価が複雑なため、十分な力学的検討が出来なかったこと、さらにこの継手部の、生産技術の介在したばらつき、表面科学・材料科学的検討、つまりプロセス的取扱いが従来からの経験に頼り過ぎてきたこともあると思われる。これまで、この力学とプロセスは別々に扱われてきて、これら両面を総合的にまとめての設計技術は充分でない。
 本講習会では、締結・接合・接着部の信頼性評価法あるいは、等価挙動を力学、プロセス両者の相互作用も含めて解説することを目標とする。受講者からの事前事例提出、検討も行いたい。是非設計・品質保証・生産技術現場の技術者のご参加をお願いします。
題目・講師・スケジュール
1. 9:30 挨拶 岐阜大 堂田邦明
2. 9:45 締結・接合・接着部の事故例と教訓 岐阜大 服部敏雄
― 機械的締結の力学・設計と事故解析 ―
3. 10:30 有限要素法によるボルト・ナット締結体のゆるみ機構の解明
とゆるみ止め部品の性能評価
東大 泉 聡志
4. 11:15 トレーラディスクホイールの力学と脱落過程 北大 鍵和田忠男
  12:00 昼食    
5. 12:45 接触界面力学とフレッティング疲労強度評価 九大 久保田祐信
― 接着・接合の力学と強度設計 ―
6. 13:30 半導体樹脂封止構造での接着問題 日立 田中直敬
7. 14:15 リベット併用接着締結の諸特性と適用例 三菱電機 原賀康介
― 新接合技術と今後の展開 ―
8. 15:15 自動車におけるアルミボデーとその接合方法適用事例 トヨタ自動車 井口博行
9. 16:00 FSWのプロセス・力学と今後の展開 日立 平野 聡
10. 16:45 総合討論及び受講生事例検討 全講師  
  17:15 懇親会(軽飲食) 講師・受講生
定 員
60名, 申込み先着順により満員になり次第締め切ります。
聴講料
会員 10,000 円, 会員外 20,000 円, 学生員 4,000 円, 一般学生 6,000 円
いずれも教材1冊分代金を含みます。開催日の10日前までに聴講料を着金するようにお申し込み下さい。以降は定員に余裕がある場合,当日受付をいたします。なお,聴講券発行後は取消しのお申し出がありましても聴講料は返金できませんのでご注意願います。
教材
教材のみご希望の方,または聴講者で教材を余分にご希望の方は1冊につき,会員4,000円,会員外5,000円にて頒布いたします。講習会終了後は教材を販売いたしませんので,開催前に代金を添えて予約申し込み下さい。講習会終了後に発送します。
懇親会費
3,000円(会場受付のみとなりますので,当日会場係にお支払いください)
問合せ先
岐阜大工 服部敏雄(hattori@cc.gifu-u.ac.jp) TEL 058−293−2503 FAX 058−230−1892
申込み方法
本会ホームページのオンライン申込み(http://www.jsme.or.jp/kousyu2.htm)をご利用いただくか,同ホームページの行事申込書フォーム(http://www.jsme.or.jp/form/eveprop.doc)をコピーしていただき,申込者1名ごとに必要事項を記入の上代金を添えてお申し込み下さい。
(担当職員 桑原武夫)
付(会場アクセス)
会場アクセス
交通アクセス
以上